SHARE:

マグネット印刷はどこに頼む?1個から作れる業者を比較

A4のマグネットシートを買ってきても、手元のプリンターにそのまま差し込めるとは限りません。

厚みのある用紙に対応していない機種では、給紙の途中で止まってしまいます。

「印刷 マグネット」で並ぶ商品はシートに直接刷るものと、紙やフィルムに刷ってから磁石側と貼り合わせるものに分かれ、必要な道具も仕上がりの耐久性も別です。

どちらを選ぶかは、貼る面の材質と、屋外で使うかどうかでほぼ決まります。材料を先に買ってしまうと、刷れない・貼れない・すぐ剥がれるのどれかに当たりがちです。

本記事では、シートに刷る方法と貼り合わせる方法の違い・車や屋外で使うときの表面加工・貼る面が磁石に反応するかの確かめ方を解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マグネット印刷は直接刷るか紙を貼るかの2方式

マグネットシートは、磁性の粉をゴムや樹脂に練り込んで板状に成形したものです。

そのままでは表面が黒く、インクも乗りません。

そこで印刷を前提にした製品では、表面に白い塗膜や白い樹脂フィルムを貼って刷れる面を作っています。

印刷用マグネットシートに直接刷る

白い面を持つシートを買い、そこへ図柄を刷る方法です。

1枚で完結するので厚みが増えず、角から紙がめくれることもありません。

ただし対応するインクや機材が限られ、家庭用プリンターでは給紙できない場合があります。

業者に出すなら、UV硬化インクや溶剤系インクで刷る屋外向けの仕様も選べます。

刷った紙やフィルムを磁石側と貼り合わせる

普通紙や合成紙に印刷し、ラミネートしてから粘着付きのマグネットシートに貼る方法です。

手元のプリンターがそのまま使えるので小ロットに向く一方、層が増えるぶん全体が厚くなり、縁から水が入ると剥離の起点になります。

なお、売り場では粘着面のあるものと磁力だけで付くものが同じ「マグネットシール」の名前で並ぶことがあるため、粘着と磁力の違いで解説している見分け方を先に押さえておくと材料選びを間違えません。

厚みと表面加工で変わる印刷の仕上がりと保持力

マグネットシートは厚みと磁力がおおむね比例します。

薄手のものは曲面に沿わせやすく、封筒に入れて配る用途にも向きますが、風を受ける場所では保持力が足りません。

厚手のものは平面での密着が安定するかわりに、丸めて保管すると癖が残ります。

磁力の出方には、着磁の方向による違いもあります。

同じ厚みなら異方性のシートは等方性のおよそ1.5倍で、裏面の表示を見ればどちらかが分かります。

強い保持力が要る屋外用途では、この表示も確認してください。

屋外なら表面加工の有無で寿命が変わる

印刷面の保護は、屋外で使うかどうかで判断が分かれます。

水性インクで刷ったものをそのまま外に出すと、雨と紫外線で色が抜けていきます。

ラミネートフィルムやオーバーコートを重ねると退色と擦れに強くなりますが、そのぶん厚みと費用が増えるという代償があります。

室内の掲示なら、加工なしのマット面のほうが書き込みや貼り替えに扱いやすいという考え方もできます。

自作マグネットの小回りと、業者に出さない代償

1枚か2枚だけ、今日中に作りたいという場面では自作が早いです。

図柄を差し替えて刷り直せるので、掲示物の内容が頻繁に変わる用途にも合います。

反面、家庭用機材ではインクの耐水性と発色に限りがあり、断裁の切り口もきれいには揃いません。

業者印刷は逆で、版や機材の準備にかかるぶん少部数だと1枚あたりが高くなりますが、部数が増えるほど1枚の単価は下がっていきます。

仕上がりも屋外仕様まで選べます。

どちらが自分の条件に合うかは自作と業者の費用比較で解説していますし、何十枚・何百枚とまとめて作る前提なら部数別の単価の相場で挙げている考え方が判断材料になります。

貼る場所で分かれるマグネットのタイプ選び

同じ印刷マグネットでも、要求される性能は貼る場所でまったく違います。以下のタイプから、自分の用途に近いものを選んでください。

車のボディに貼るタイプ

走行風と洗車に耐える必要があるため、薄すぎるシートは向きません。

角が浮くと風が入って一気に飛ぶので、角を丸く落とした形状が定番です。

砂を噛んだまま貼り続けると塗装を擦るため、貼り替えのたびに裏面を拭いてください。

屋外での耐久を優先するなら車に貼るときの耐久性の基準で解説している表面加工の選び方が参考になります。

営業車の社名を一時的に隠す用途では、下地の色を透かさない不透過の仕様が要るので、社名隠しマグネットの選び方で扱っているサイズの合わせ方も確認しておくと安心です。

店頭や屋外に据える看板タイプ

鉄製のシャッターや支柱に貼って掲示を差し替える使い方です。

面積が大きくなるほど風の力も増えるため、厚手のシートと、四隅の押さえを併用するかどうかの判断が必要になります。

設置面が塗装の厚い鋼板だと、カタログどおりの保持力は出ません。

屋外での耐候性と取り付け方では、この面積と風の関係についても解説しています。

配布する販促・グッズタイプ

配って冷蔵庫に貼ってもらう前提なら、薄手で軽く、郵送しやすい仕様が中心になります。

掲示され続けるかどうかはデザインと情報の使い勝手に左右されるので、配布方法と制作単価で解説している配り方の違いも見ておくといいでしょう。

イベントで頒布するグッズとして作るなら、缶バッジの留め具をマグネットに替える方法もあり、キットの選び方で解説しています。

買う前に確かめたい、貼る面の磁石反応

どれだけ良く刷れていても、貼る面に鉄が入っていなければ付きません。

確認は簡単で、小さな磁石を貼りたい場所に当てるだけです。

ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあるため、見た目では判断できません。

アルミ・樹脂・ガラス・カーボンには付きませんから、その場合は粘着や別の固定方法へ切り替えることになります。

車では特に注意が必要です。

ボンネットやドアがアルミや樹脂の車種があり、バンパーはほとんどが樹脂です。

四隅すべてが鉄板の上に乗る位置を先に探し、そこに収まるサイズを注文してください。

冷蔵庫に配布物を貼ってもらう前提なら、メーカーごとの案内も頭に入れておくといいでしょう。

日立は側面や背面にも付けられるとしつつ、付けすぎると放熱を妨げると案内しています。

パナソニックは側面には何も貼らないよう案内しています。

ガラスドアの機種では磁石が付かないため、専用のマグネットセットが必要になります。

吸着力の数字は、剥がれない保証ではありません

製品に書かれた吸着力は、平滑な鉄板に密着させて垂直に引き剥がしたときの試験値です。掛けられる重さを示す耐荷重とは別の数値で、どちらも試験の条件を離れると下回ります。

印刷マグネットで問題になるのは、垂直に引く力よりも、ずらす向きの力と縁から浮かせる力です。

走行風は角を持ち上げる方向に働き、高圧洗浄機の水流も同じ向きに入ります。

塗装が厚い面、リブや段のある面では接触面積が減るので、同じ製品でも保持力は落ちます。

数字を比べるのは同じ条件の製品同士に限り、実際の判断は貼る面の平らさと面積で行ってください。

印刷面と貼る面の手入れで、使える期間が変わります

マグネットシートを傷めるのは、水気と砂の2つです。

雨で濡れたあと貼ったままにすると、シートと貼る面の間に水が残り、鉄側が錆びることがあります。

屋外で使うものは、月に一度でも外して両面を乾いた布で拭き、砂を落としてから戻してください。

保管は平らな状態が基本です。

丸めて長く置くと癖が付き、貼っても角が浮いてしまいます。

剥がすときは端から少しずつめくり、印刷面を折らないように扱えば、次のシーズンにも使えます。

よくある質問

家庭用プリンターでマグネットシートに直接印刷できますか

機種によります。

プリンターには通せる用紙の厚さに上限があり、超えると給紙されないか、内部で詰まります。

取扱説明書に記載された対応厚さと、シートの厚みを見比べてください。

上限を超える場合は、紙に刷ってから粘着付きのマグネットシートへ貼り合わせる方法に切り替えるほうが確実です。

印刷したマグネットは洗車機に耐えられますか

耐えられるとは言えません。

回転ブラシと水流は縁を持ち上げる向きに力を加えるので、洗車の前に外すのが基本です。

外したついでに裏面の砂を落とせるため、塗装への擦り傷も減ります。

薄いシートを2枚重ねれば強く貼れますか

期待した効果は出ません。

貼る面に触れているのは下側の1枚だけで、上に重ねた分は自重として加わるだけです。

保持力が足りないと感じたら、重ねるのではなく厚手のシートに替えるか、貼る面積を広げる方向で考えてください。

子どもがいる家庭で配る販促物として使えますか

ゴム磁石のシートは割れて小片になりにくい作りですが、缶バッジ用などで使われる小さなネオジム磁石は別に考えてください。

消費者庁は2022年3月に強力磁石の誤飲について注意喚起を出しています。

小さな部品を含むものは、子どもの手の届く場所に置く使い方は避けてください。

まとめ

印刷マグネットの選択は、シートに直接刷るか、刷った紙を磁石と貼り合わせるかという入口から始まります。

そのあとに決まるのが厚みと表面加工で、屋外で使うなら退色と剥離への備えが必要になり、室内の掲示なら扱いやすさを優先できます。

そしてどのタイプを選んでも、貼る面に鉄が入っていなければ機能しません。

ぜひ本記事の確認手順とタイプ別の使い分けを参考に、貼る場所に小さな磁石を当てるところから始めてください。

あなたへのおすすめ