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マグネットシートに印刷する方法|自作と業者の費用比較

注文フォームの厚みの欄に0.8mmと1.0mmが並んでいて、どちらを選ぶべきかの説明が添えられていないことがあります。

厚みと磁力はほぼ比例するため、屋内の掲示なら薄いほうで足りますが、屋外の鉄扉や車のドアに貼るなら1.0mm以上でないと角から浮きます。

もう一つ分かれるのが表面で、白い塩ビをラミネートしたシートに印刷するのか、黒いゴム磁石へ直接印刷するのかで、発色と屋外での持ちが変わります。

本記事では、厚みの選び分け・印刷方式の違い・貼る面と寸法の確かめ方・水気を残さない手入れまで解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マグネットシート印刷は、0.8mmと1.0mmで用途が分かれる

薄いシートは軽くて曲面に沿う代わりに、保持力が落ちます。

0.8mmは屋内の掲示やスチール棚の表示に向いていて、A4程度までなら自重でずり落ちる心配は小さいでしょう。

屋外の看板や車のドアなら1.0mm以上が標準で、風が当たる場所に薄いものを選ぶと、角がめくれて水が入り込みます。

1.5mmや2mmまで上げれば保持力は増えますが、そのぶん重く硬くなるので、車のドアのようにゆるくカーブした面では四隅が浮いてしまいます。

厚みだけでなく、面積とセットで考える

マグネットシートの保持力は、面で密着している範囲の広さで決まります。

同じ0.8mmでも、名刺サイズの札とA3の掲示物では総量がまったく違い、小さいものほど不意にぶつかっただけで落ちます。

逆に大きな一枚は保持力の総量は稼げるものの、風を受ける面積も増えるので、屋外では厚みを上げるか、二枚に分割して貼るほうが安全です。

吸着力の数値は、引き剥がす向きの値です

仕様に書かれている吸着力は、平らな鉄板に密着させて垂直に引き剥がすときの力を指します。

壁や扉に貼る使い方では、力は下へすべる向きにかかるため、表示された数値より小さい重さで動きます。

厚みを選ぶときは、掛かる力がすべる向きだという前提で一段余裕を持たせてください。

印刷方式は3タイプ|白塩ビへの出力・直接UV印刷・後貼り

同じ「マグネットシート印刷」でも、色がどこに乗っているかで屋外の持ちと発色が変わります。ゴム磁石そのものは黒いので、白い下地をどう作るかが方式の違いになります。

白塩ビをラミネートしたシートに印刷する

もっとも一般的なのは、あらかじめ白い塩ビを貼り合わせた「白マグネット」に、インクジェットで出力する作り方です。

写真やグラデーションの再現がしやすく、屋外用なら表面にUVカットのラミネートを重ねます。

層が増えるぶん総厚は増えるので、0.8mmの表記が磁石部分だけを指すのか全体を指すのかは、注文前に確かめておくと安心です。

ゴム磁石へ直接UV印刷する

白インクを含むUVインクジェットで、シートに直接刷る方式もあります。

中間の層がないため薄く仕上がり、端の剥離も起きません。

一方で、白の隠蔽力や細かい階調の出方は機種と設定で差が出るため、濃い色ベタや小さな文字が多いデザインでは仕上がりの見本を求めておくほうが確実です。

印刷済みの塩ビシートを貼り合わせる

すでに手元にある無地のマグネットシートへ、印刷したステッカーを後から貼る方法です。

デザインだけ差し替えたいときや、既存の表示を上書きしたいときに使えます。

ただし塩ビの粘着とマグネットの相性で、時間が経つと端から浮くことがあります。

発注先ごとにどの方式を主に扱うかは違うので、方式の指定ができるかどうかも含めて選ぶといいでしょう。

業者ごとの受け方や最小ロットの違いは1個から作れるマグネット印刷の業者比較で解説しています。

用途別に見るマグネットシートの厚みと表面処理

厚みと表面処理の組み合わせは、貼る場所でおおよそ決まります。下の表は、注文時に迷いやすい4つの用途で整理したものです。

使う場所選びやすい厚みと表面向いている人
屋内の掲示・スチール棚の表示0.8mm/マットラミネートか表面加工なし内容を頻繁に差し替える人、近くで文字を読ませたい人
車のドアの社名表示1.0mm/UVカットラミネート平らな面が取れる車種で、街乗り中心に使う人
屋外の鉄扉・シャッター看板1.0〜2mm/UVカットラミネート穴を開けられない鉄部に、期間限定で表示を出したい人
小さな名札・アイコン0.8mm/グロスラミネート枚数が多く、貼り替えの手間を減らしたい人

逆に、向かない人もはっきりしています。

高速道路を日常的に走る車に表示を出したい人、ボンネットやバンパーが樹脂やアルミの車種、ガラスドアの冷蔵庫に貼りたい人は、マグネットシート印刷では解決しません。

前者は飛散の危険があり、後者は磁石が反応する下地がないためです。

屋外の恒久的な表示なら、耐候性のある板材の看板と比べたほうが妥当で、鉄扉に付ける前提の選び方は屋外で使うマグネット看板の耐候性と取り付け方で解説しています。

剥がれる原因は磁力不足より、風の当たり方と曲面

落ちたという相談で多いのは、磁力の弱さそのものではなく、めくれのきっかけを作ってしまったケースです。

走行風は前端の角から入り、いったん浮くとそこを支点に一気に剥がれます。

車に貼るなら進行方向側の角を、プレスラインやモールで風が当たりにくい位置に寄せてください。

洗車機は高圧の水と回転ブラシが角を狙う形になるので、通す前に外すのが前提です。

車体に貼る場合の耐久の考え方は車に貼るマグネットステッカーの耐久性で選ぶ基準で解説しています。

曲面も同じ理屈です。

前後方向にカーブしたドアへ硬い1.5mmを貼ると、中央は密着しても両端が持ち上がり、そこに雨水と砂が入ります。

曲面が避けられないなら厚みを1.0mmまでに抑え、面積を小さくして平らな範囲に収めるほうが持ちます。

もう一つの失敗は、磁力で足りない分を粘着で補おうとして、貼り替えができなくなることです。

粘着を併用する製品は保持力を粘着側が担うため、外したときに糊が残ります。

磁力と粘着のどちらで留めるのかという切り分けは粘着と磁力の違いから見るマグネットシールで解説しています。

マグネットシートを貼る前に、面と寸法を確かめる

発注してから「付かなかった」となるのを防ぐには、注文前の数分の確認で足ります。

冷蔵庫用の薄い磁石でかまわないので、貼る予定の範囲の四隅と中央に当ててみてください。

中央だけ付いて隅が付かない場合は、その部分に鉄板がないか、下に別の部材が入っています。

ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあるため、見た目や「ステンレス製」という表記では判断できません。

粉体塗装のように塗膜が厚い面や、ラッピングフィルムを重ねた車体では、鉄板があっても保持力が落ちます。

試した磁石が「付くけれど指で簡単にずれる」感触なら、実物も同じか、それより弱い留まり方になります。

寸法は、平らな範囲だけをメジャーで測ります。

取っ手やモール、プレスラインの立ち上がりは避け、測った内側から周囲5〜10mmずつ小さくして仕上がりサイズを決めてください。

冷蔵庫に貼る場合は、メーカーによって案内が違います。

日立は側面や背面にも付けられるとしつつ、貼りすぎると放熱を妨げるとしていて、パナソニックは側面には何も貼らないよう案内しています。

ガラスドアの機種では、専用のマグネットセットが必要です。

水気と砂を残さない手入れと、巻き癖を戻す保管

マグネットシートを貼ったまま何か月も放置すると、シートと塗装のあいだに水分と砂が閉じ込められます。

砂粒が挟まった状態で振動を受ければ、塗装は細かく擦れます。

車両や屋外の鉄扉に使うなら、月に一度は外して両面と貼る面の砂を落とし、乾かしてから戻す運用にしてください。

水気を拭くだけでも、錆と擦れの両方を減らせます。

印刷したシートはロールで届くことが多く、開けた直後は巻き癖で角が浮きます。

逆向きに軽く巻き返してから平らな場所に置いておけば戻りますが、折り目を付けると印刷面が割れるので、折りたたむのは避けてください。

保管は平置きが基本で、複数枚を重ねるなら間に紙を挟み、直射日光と高温になる車内は避けます。

屋外で使っていたものは、次のシーズンまで保管する前に一度洗って乾かしておくと、印刷面の汚れが固着しません。

よくある質問

家庭用プリンターでマグネットシートに印刷できますか

インクジェット対応をうたった薄手のマグネットシートは市販されていて、手差しトレイのある機種なら印刷できる場合があります。

ただし用紙経路が湾曲するプリンターでは詰まるため、対応の可否は取扱説明書で確認してください。

厚みは薄く、屋外での耐候性はラミネート済みの印刷品にはおよびません。

高速道路を走る車に貼っても大丈夫ですか

制作業者の多くは、高速走行での使用を推奨していません。

走行風で角が浮いた場合、シートが飛んで後続車の危険になります。

高速道路を日常的に使う車両では、貼り替えのできる表示ではなく、車体側に固定する方法を検討してください。

1枚だけでも作れますか

1個から受け付ける業者もありますが、版を使う方式では小ロットの単価が上がります。

同じデザインをまとめて作るほうが1枚あたりは下がるので、必要枚数を先に決めてから見積もりを取るといいでしょう。

部数と単価の関係は部数別に見るオリジナルマグネットの作成費用で解説しています。

社名を隠す用途にも使えますか

使えます。

ただし下地の色を完全に隠すには、白の下地か濃い色のベタ印刷が必要で、薄い色の一層だけでは元の文字が透けることがあります。

既製品と印刷品のどちらを選ぶかの判断はホームセンターで買える社名隠しマグネットの選び方で解説しています。

まとめ

マグネットシート印刷で最初に決めるのは厚みで、屋内の掲示なら0.8mm、屋外や車のドアなら1.0mm以上が目安になります。

そのうえで、白塩ビへの出力か直接UV印刷かを用途で選び、屋外ならUVカットのラミネートを付けます。

注文の前に小さな磁石を四隅と中央に当てて、平らな範囲だけを実測しておけば、届いてから付かないという事故は避けられるでしょう。

ぜひ本記事の用途別の比較表と貼る面の確認手順を参考に、自分の設置場所に合う厚みと表面処理を選んでください。

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