ポケカのマグネットローダー|サイズ規格の確認方法は

ポケカのカードをマグネットローダーに入れるとき、まず見るのが「35PT」「55PT」といった数字です。
このPTはポイントの略で、収納できるカードの厚みを1PT=1/1000インチ(約0.0254mm)で表した規格を指します。
35PTなら約0.889mm、55PTなら約1.397mmまで対応するという意味で、マグネットの磁力の強さを示す数値ではありません。
ポケカの生カードは1枚あたり約0.3mm前後で、スリーブを重ねるほど必要なPTが上がります。
本記事では、PT表記の計算方法・スリーブ枚数から必要サイズを逆算する手順・UVカット表記の読み方・サイズを間違えたときに起きる不具合を解説します。

マグネット党編集部
マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
マグネットローダーのPTは厚みで磁力ではない
マグネットローダーの商品ページに並ぶ「35PT」「55PT」「75PT」「100PT」「130PT」は、内部のカード収納溝の厚み表記です。
1PTは1/1000インチなので、100PTなら約2.54mmになります。
この数字が大きいほど厚いカードや厚いスリーブに対応しますが、磁石が強くなるわけではありません。
混同されやすいのが、マグネット部分の吸着力です。
吸着力はN(ニュートン)で表される「引き剥がすのに要る力」で、PT表記とは別の指標にあたります。
ローダーの磁石は、上部の可動パーツを閉じたまま保つ程度の力があれば足りるため、製品によってはそもそも吸着力の数値が公開されていません。
数値が書かれていない場合でも、PTが自分のカードに合っていれば実用上の問題は起きにくいです。
PTとmmの対応
| PT表記 | 対応厚み(おおよそ) | 想定される中身 |
|---|---|---|
| 35PT | 約0.89mm | 裸のカード1枚、または薄手インナー1枚 |
| 55PT | 約1.40mm | インナー+キャラスリーブの二重 |
| 75PT | 約1.91mm | 三重スリーブ、厚手スリーブ併用 |
| 100PT | 約2.54mm | 厚めの海外製カード、四重スリーブ |
| 130PT | 約3.30mm | 特殊加工カード、極厚スリーブ構成 |
ポケカの通常カードは1枚あたり約0.3mm前後です。裸のまま入れるなら35PTで収まりますが、実際には保護のためにスリーブを掛ける人が多く、そこで必要なPTが変わってきます。
ポケカのスリーブ枚数から必要PTを逆算
選び方は好みではなく計算で決まります。カード本体の厚みに、使っているスリーブの厚みを枚数分足して、その合計より大きいPTを選ぶという順序です。
スリーブ1枚の厚みは製品によって幅がありますが、インナースリーブのような薄手なら片面0.04mm前後、一般的なキャラクタースリーブなら片面0.06〜0.08mm程度が目安になります。
カードは表裏をスリーブで挟むので、1枚のスリーブにつき厚みは2倍で計算してください。
インナー1枚とキャラスリーブ1枚の二重なら、カード0.3mmに対しておよそ0.2〜0.24mmが加わり、合計は0.5mm台に収まります。
この構成なら35PT(約0.89mm)でも入る計算になりますが、余裕がほとんどないと出し入れでスリーブの端が折れやすいため、55PTを選ぶ人が多いです。
三重スリーブまで掛けているなら、合計は0.7mm前後まで伸びます。
35PTでは無理に押し込む形になり、閉じたときにカードが波打つおそれがあるので、55PTか75PTが妥当な範囲でしょう。
手持ちのスリーブの厚みが分からない場合は、パッケージ裏の表記を見るか、10枚重ねてノギスで測って10で割ると1枚あたりの数値が出せます。
迷ったら一段上を選ぶ理由
PTが余ると、ローダー内でカードがわずかに動きます。
ただし、多くの製品には厚みを埋めるためのスペーサー(詰め物)が付属するか、別売で用意されているため、余った分は後から調整できます。
逆にPTが足りない場合は、ネジ止め式やヒンジ式の可動部が完全に閉まらず、そもそも収納できません。
調整の効く方向を選ぶという意味で、迷ったら一段上のPTが無難です。
UVカット表記は遮断率と対象波長まで確認
ポケカのマグネットローダーには、ほぼ例外なく「UVカット」「UV99%」といった表記が付きます。
ただし、この数字が何を指すのかは製品ページによって書き方が違います。
紫外線はUV-A(315〜400nm)とUV-B(280〜315nm)に分かれ、遮断率が同じ99%でも、どちらの波長帯を対象にした数値なのかで意味が変わります。
日常の室内保管で問題になるのは主にUV-Aのほうです。
加えて、UVカット率は素材のアクリルそのものの性能なのか、表面コートによるものなのかで耐久性が違ってきます。
コート式は摩耗で性能が落ちる可能性がありますが、製品ごとの寿命は公開されていないことが多く、購入前に判断する材料はほとんど書かれていません。
数値の根拠が示されていない製品もあるため、UVカット率だけを比べて選ぶより、直射日光の当たる場所に置かないという保管側の対策を併用したほうが確実です。
厚みとUVカットの比較の考え方は、マグネットローダーの選び方で解説しています。
PTを間違えたときに起きること
サイズが合っていないと、収納できないか、収納できても保護になりません。
PTが小さすぎる場合は、ネジ式なら締め切る前に上部パーツが浮き、無理に締めるとアクリルにひびが入ることがあります。
ヒンジ式でも、閉じた反動でスリーブの角がめくれ上がります。
PTが大きすぎる場合の症状は逆で、持ち運ぶたびにカードが内部でわずかにずれ、スリーブの端が擦れて白化します。
振ったときにカタカタと音がするなら、スペーサーを足すか、スリーブを1枚増やして厚みを稼いでください。
どちらの向きの失敗も、閉じた状態でローダーを軽く傾けてカードが動くかどうかを見れば判断できます。
もう一点、磁石そのものの扱いにも注意が要ります。
マグネットローダーの磁石は小型のネオジムが使われることが多く、消費者庁は2022年3月にネオジム磁石の誤飲事故について注意喚起を出しています。
破損して磁石が外れたローダーは、子どもの手の届く場所に置かないでください。
磁気カードやスマートフォンへの影響についても、メーカーが注意を示している場合はその案内に従うのが安全です。
PT表記はマグネットローダーのどこに記載
パッケージでは、正面か側面に「35PT」「55PT」と大きく印字されているのが一般的です。数字だけが書かれていて単位のPTが省略されている製品もありますが、35・55・75・100・130という切りのいい数列であればPT表記と考えて差し支えありません。
通販の商品ページでは、タイトルに含まれている場合と、仕様表の「対応厚み」欄にmmで書かれている場合があります。
mm表記しかないときは、その数値を0.0254で割ればPTに換算できます。
2.0mmなら約79PTなので、75PT相当の製品だと分かります。
商品写真だけで判断すると、35PTと55PTは外形寸法がほぼ同じで見分けがつかないため、必ず文字情報を確認してください。
なお、ポケカ以外のカードやコレクション品を同じローダーに入れたい場合、厚みの前提が変わります。缶バッジのように厚みのあるものを磁石で扱う話は缶バッジのマグネットリメイクで解説していますし、屋外で使う磁力製品の錆や落下の考え方はマグネットリリーサーの使い方で扱っています。
よくある質問
35PTと55PT、どちらを買えばいいですか
スリーブを掛けずに裸のカードを入れるだけなら35PTで足ります。
インナースリーブとキャラクタースリーブの二重以上にしているなら55PTのほうが余裕があり、出し入れでスリーブの角を折るリスクが下がります。
手持ちの構成が分からないなら、スペーサーで調整できる55PTを選んでおくと使い回しが利きます。
マグネットローダーに入れたままカードは傷みませんか
厚みが合っていれば、内部でカードが動かないため擦れは起きにくいです。
ただし、UVカット率が高くても紫外線を完全に遮断するわけではないので、窓際や照明の直下に長期間置く保管方法は避けてください。
高温になる車内も、アクリルの変形につながります。
磁力が弱くなって開いてしまうことはありますか
ネオジム磁石は常温での減磁がごくわずかなので、通常の保管で磁力が目に見えて落ちることは考えにくいです。
開いてしまう場合は、磁力の低下ではなく、PTが小さすぎて中身が可動部を押し返しているか、落下などで嵌合部が変形している可能性のほうが高いでしょう。
中身を減らして閉まるか試すと切り分けられます。
まとめ
ポケカのマグネットローダーで最初に決めるのはPT表記で、これはカードの厚みを1/1000インチ単位で示したものであり、磁力とは無関係です。
カード約0.3mmにスリーブ厚を枚数分足して、その合計を上回るPTを選べば失敗しません。
足りないと閉まらず、余った分はスペーサーで埋められるため、判断に迷うなら一段上を取るのが安全です。
UVカット率は対象波長や測定条件が製品ごとに違うので、数値の比較だけに頼らず保管場所でも対策してください。
ぜひ本記事のPT対応表とスリーブ枚数からの逆算手順を参考に、手持ちのカード構成に合う一枚を選んでください。




