マグネットのゴルフマーカー|キャップ式との違いを比較

キャップのつばに挟んだクリップからマーカーだけが消えていて、どのホールで落ちたのか思い出せない。
マグネットマーカーでこれが起きるとき、原因は磁石の強さではなく、マーカー側の素材とクリップとの当たり方にあります。
真鍮や亜鉛合金に金メッキをかけたマーカーは、そもそも磁石に反応しません。
ネオジム磁石を使ったクリップでも、当たる面が装飾で凸凹していれば点でしか触れず、歩く振動とすべる向きの力で簡単に離れます。
逆に、平らな鉄板が裏に入っているマーカーなら、フェライト磁石のクリップでも十分に留まります。
本記事では、クリップの取り付け先で分かれる3タイプの違い、手持ちのマーカーが磁石に付くかを確かめる手順、雨と砂の後の手入れまで解説します。

マグネット党編集部
マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
ゴルフのマグネットマーカーで最初に確かめるのは、磁石より相手の素材
マグネットマーカーは、磁石入りのクリップと、そこに吸い付くマーカー本体の組み合わせで成り立っています。
セットで売られているものは相性が取れていますが、マーカーだけを買い替えたり、記念品でもらったマーカーを既存のクリップに付けようとすると、ここでつまずきます。
ゴルフ用のマーカーによく使われる真鍮・亜鉛合金・アルミ・樹脂は、いずれも磁石に反応しない素材だからです。
見た目では判別できません。
金色や銀色に光っていても、それはメッキか塗装で、中身が鉄とは限らないためです。
マグネット対応をうたう製品は、鉄系の素材を使うか、裏面に薄い鉄板を仕込んで磁石が付くようにしています。
ステンレス製と書かれている場合も、種類によって磁石が付くものと付かないものがあるので、素材名だけで判断しないでください。
磁石側の強さは、その次の話です。
ネオジム磁石は同じ体積でフェライト磁石よりずっと強い力を出しますが、マーカーが浮いた状態で点接触していれば、その力は活きません。
強い磁石を探すより、平らな面どうしが密着する組み合わせを選ぶほうが確実です。
クリップの取り付け先で分かれる3タイプ
キャップのつばに挟むクリップ型
いちばん流通している形です。
つばを上下から挟むバネ状のクリップに磁石が埋め込まれていて、マーカーを上から重ねます。
視線の先にあるので置き忘れに気づきやすく、片手で外せます。
ただしクリップの開口はつばの厚みに合わせて作られているため、芯材の薄いキャップだと挟みが甘く、厚手のつばには入りません。
ベルトやポケットの縁に挟むクリップ型
サンバイザーやニット帽を使う人、帽子をかぶらない人が選ぶ形です。
挟む相手がベルトやポケットの布地なので、厚みの幅が広く、キャップ用より汎用性があります。
腰の位置にあるぶん、しゃがんでマークするときの動作は短くなりますが、目に入らない位置なので、マーカーが落ちても気づくのが遅れます。
グローブに固定するタイプ
ゴルフグローブの手首の面ファスナー部分に留めるタイプで、クラブを握ったままでも手が届きます。
テンポよく動きたい人に向く一方、打つ前にグローブを外す習慣がある人には合いません。
グローブは交換頻度が高い消耗品なので、付け替えの手間も見ておいてください。
タイプ別に向いている人と向かない人
同じ「マグネットマーカー」でも、留める場所によって落としやすさと取り出しやすさが入れ替わります。自分がラウンド中にどこへ手を伸ばすかで選んでください。
| タイプ | 磁石とマーカーの当たり方 | 向いている人 | 向かない人 |
|---|---|---|---|
| キャップのつばに挟むクリップ型 | つばの上面で平らに密着する | ラウンド中は必ずキャップをかぶる人 | 暑い日に帽子を脱ぎ置きしがちな人 |
| ベルト・ポケットクリップ型 | 布地を挟むため、締め付けが弱いと傾く | サンバイザーやニット帽の人 | マーカーの有無を目で確認したい人 |
| グローブ装着型 | 面ファスナーの厚み分だけ浮きやすい | クラブを持ったまま素早くマークしたい人 | ショットごとにグローブを外す人 |
| マーカー単体(クリップは別持ち) | 手持ちのクリップの磁石に依存する | クリップは決まっていて柄だけ替えたい人 | 裏面の素材が分からない土産品を使う人 |
マグネット式そのものが合わない場合もあります。
グリーンに押し込むピン型やティーを使う方法なら、磁力に頼らず紛失の経路が減ります。
競技に出るときは、使えるマーカーの扱いについて競技の要項やローカルルールを確認してください。
厚みと裏面の作りで、同じ磁石でも保持力は変わる
マーカーの裏面が完全な平面なら、磁石の面積いっぱいで触れます。
ところが装飾のために縁を立ち上げたり、ロゴを立体的に打ち出したりしたマーカーは、外周の数点だけで支える形になります。
この状態では、カタログに吸着力が書かれていても、そこまでの力は出ません。
力の向きも見ておいてください。
仕様に出てくる吸着力は、磁石から垂直に引き剥がすのに要る力です。
マーカーがクリップから外れるときは、歩く振動と横向きのずれが重なった、すべる方向の力で離れます。
すべる向きは垂直方向よりずっと弱い力で動くため、数字の大きさだけを頼りに選ぶと想定が外れます。
重い金属マーカーほど、この向きの力が大きくなる点も不利に働きます。
裏に鉄板を貼って磁石対応にしたマーカーは、鉄板の面積が磁石より小さいと保持力が落ちます。
磁石の面が広いクリップに、小さな鉄板のマーカーを組み合わせても、効くのは重なった部分だけです。
磁石で物を留めるときに接触面積が保持力を決めるという関係は、道具が変わっても同じで、釣り具ではマグネットリリーサーの使い方で同じ考え方を解説しています。
買ってから気づきやすいマグネットマーカーのミスマッチ
デザイン優先で凸凹の大きいマーカーを選ぶ
宝石調の飾りや厚いエポキシ樹脂のコートは、磁石と鉄の距離をそのまま広げます。
磁力は距離が離れるほど急に弱くなるので、樹脂の層が厚いマーカーは付いた感触が頼りなくなります。
柄で選ぶなら、飾りは表側だけにあって裏がフラットなものを選んでください。
クリップのバネの強さだけで判断する
強く挟むクリップはキャップから落ちませんが、それはマーカーが落ちないことと別の話です。
クリップの固定力とマーカーの保持力は、別の部品が担っています。
売り場では、つばに留める側と、マーカーが乗る側の2か所を分けて確かめてください。
手持ちのキャップの厚みを測らずに買う
クリップの開口は数ミリの差で合う合わないが変わります。
よく使うキャップのつばを定規で測っておくか、店頭で試せるなら実際に挟んでみるのが確実です。
厚手のつばに無理に押し込むと、バネが開いたまま戻らなくなります。
手持ちのマーカーが磁石に付くかを確かめる手順
買う前でも、もらったマーカーを流用するときでも、確かめ方は同じです。
100円ショップで売られている小さなネオジム磁石か、冷蔵庫用のマグネットを1つ用意してください。
強い磁石のほうが判別しやすいので、可能ならネオジムを使います。
当てる場所は1か所では足りません。
裏面の中央、縁の近く、表側の数か所と、位置を替えて試してください。
裏に鉄板を仕込んだ製品は中央付近だけが反応し、縁では何も感じません。
全体が均一に強く付くなら鉄系の素材、どこに当てても反応がなければ真鍮・亜鉛合金・アルミ・樹脂のいずれかです。
ステンレスと表記されていても付かないことがあるのは、種類によって磁石に反応するものとしないものがあるためです。
反応が弱いだけの場合は、塗装やコートの厚みが原因かもしれません。
この場合はクリップの磁石が強ければ実用になることもありますが、装飾の厚みは削れないので、無理をせず別のマーカーを使うほうが安全です。
手持ちの缶バッジやコインを磁石で留めたいときの発想は、缶バッジのマグネットリメイクで解説している貼り付けの考え方が参考になります。
雨と砂の後は、マグネットマーカーの接触面を拭く
ラウンド後にそのままキャディバッグへ入れて、次に使うときに保持力が落ちている、というのがよくある流れです。
原因は接触面に挟まった砂とグリーンの目砂で、粒が1つ入るだけでマーカーが浮き、磁石との距離が広がります。
乾いた布か指で払うだけで戻ることが多いので、外して面を見る習慣を付けてください。
磁石面は鉄粉を集めます。
芝の中の砂鉄や、クラブから出た金属の粉が黒く付着していたら、テープを軽く当てて剥がすときれいに取れます。
水気はもっと厄介で、ネオジム磁石は表面のニッケルメッキが欠けると内部が錆びます。
錆びると膨らんで欠け落ちるので、雨天ラウンドの後は水分を拭き取って乾かしてください。
フェライト磁石のクリップは錆びに強い代わりに磁力が穏やかなので、雨の多い時期に使い分ける選択もあります。
よくある質問
ゴルフのマグネットマーカーは自作できますか
コインやバッジの裏に磁石を貼れば形は作れます。
ただしグリーン上で使うものなので、接着が剥がれて磁石が芝に落ちる事故を避けたいところです。
強力な小型磁石は、消費者庁が2022年3月に誤飲事故の注意喚起を出している対象でもあるため、子どもの手が届く場所には置かないでください。
クリップの磁力が弱くなったのですが、磁石は復活しますか
磁石そのものが弱っているのか、接触面が汚れているのかを先に切り分けてください。
砂や鉄粉を拭いて戻るなら、磁力は落ちていません。
強い衝撃や高温で磁力が下がることはありますが、家庭で元に戻す方法はないので、その場合はクリップを買い替えることになります。
マグネットマーカーはスマートフォンやカードに影響しますか
ネオジム磁石を使った製品は、磁気ストライプのカードやスマートフォンの一部機能に影響を与える可能性があるとして、メーカーが注意を示しています。
ポケットの中でカード類と一緒にしないほうが無難です。
植込み型の医療機器を使っている場合は、日本不整脈心電学会が15cm程度以上離すよう案内しているので、その距離を守ってください。
マーカーだけを買い足すときは何を見ればいいですか
商品説明にマグネット対応と書かれているか、裏面が平らかどうかの2点です。
手持ちのクリップの磁石の直径より、マーカーの鉄部分が小さいと保持力が落ちます。
磁石で留める製品全般に共通する見方で、厚みと素材で保持力が変わる例はマグネットローダーの選び方でも解説しています。
まとめ
ゴルフのマグネットマーカーで落下を防ぐ条件は、強い磁石を買うことではなく、平らな鉄の面どうしが密着する組み合わせを選ぶことです。
マーカー側が真鍮や亜鉛合金だと磁石は反応せず、装飾で凸凹していれば点でしか触れません。
留める場所は、キャップをかぶるならつば用、バイザーや帽子なしならベルト用、テンポを重視するならグローブ用と、自分の動作から逆算すると絞れます。
買ったあとは、砂と水気を拭くだけで保持力は保てます。ぜひ本記事のタイプ別比較表と、小さな磁石を数か所に当てる確認手順を参考に、自分のキャップとマーカーに合う組み合わせを選んでください。


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