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マグネットのシャワーホルダー|高さ調整と選び方を解説

マグネットのシャワーホルダー|高さ調整と選び方を解説

浴室に元から付いているシャワーフックは、高さが1か所か2か所に決まっていて、家族で身長が違うと誰かには低すぎたり高すぎたりします。マグネット式のシャワーホルダーは、その壁面に磁力だけで留めて受ける位置を足す後付け部品です。

選ぶときに見る数字は吸着力で、単位はニュートン(N)です。1kgfが約9.8Nなので、表示が30Nなら約3kgに換算できますが、これは平滑な鉄板に密着させて垂直に引き剥がした条件の値であって、シャワーヘッドを掛けたときの下向きの力とは向きが違います。

本記事では、吸着力(N)と耐荷重(kg)の読み分け・浴室の壁が鋼板かどうかの確かめ方・差し込み式と挟み込み式の選び分けを解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マグネット式のシャワーホルダーは、壁の鋼板に留める後付けの受け具

浴室の標準装備は、壁にビスで留まった固定フックか、縦のスライドバーに沿って動くフックのどちらかです。

マグネット式のシャワーホルダーはこれを置き換えるものではなく、同じ壁の別の高さに受け口をもう1つ作る部品として使います。

座って浴びる位置と立って浴びる位置で、ヘッドの置き場を分けたいときに足す、という使い方が中心です。

穴を開けずに動かせる代わりに、貼る面を選ぶ

ビス留めの金具と違って壁に穴を開けないので、賃貸でも使えますし、位置が気に入らなければ剥がして貼り直せます。

その代償として、磁石が吸い付く壁でなければまったく機能しません。

ユニットバスの壁パネルには鋼板の表面を樹脂やホーローで化粧したものと、樹脂やFRPだけで成形したものがあり、後者には吸い付きません。

在来工法のタイル壁も同様です。

表記は吸着力(N)か、換算後の耐荷重(kg)で書かれる

商品ページの数字は、磁石そのものの力を示す吸着力(N)で書かれている場合と、それを重さに換算した耐荷重(kg)で書かれている場合があります。

どちらの表記でも指しているのは同じ試験結果なので、他製品と比べるときは単位を揃えてから並べてください。

ニュートン表記を約9.8で割ればキログラム相当の値になります。

吸着力(N)と耐荷重(kg)は別の数値です

吸着力は、密着した磁石を面に対してまっすぐ引き剥がすのに要る力です。耐荷重として書かれている値も、多くはこの吸着力を換算しただけのものであり、実際にぶら下げられる重さの保証ではありません。

シャワーヘッドは、引き剥がす向きには引かない

ヘッドをホルダーに差し込むと、重さは壁に沿って下へ滑る向き、つまりせん断方向にかかります。

この向きでは磁石と壁の摩擦だけが抵抗になるため、垂直に引き剥がす場合よりずっと小さい力でずれ始めます。

さらにホースが下に垂れると、ホルダーの下端を支点にして本体を手前へ起こす力が加わり、面の一部が浮いた瞬間に一気に落ちます。

表示が3kg相当でも、1kg未満のヘッドで落ちることがあるのはこのためです。

掛ける向きで表示値を下回る現象はマグネット製品に共通するので、数字の読み方そのものを押さえたい場合は耐荷重と設置面の見方で解説しています。

差し込み式・挟み込み式・フック兼用|シャワーホルダーのタイプ別の違い

保持の仕組みは3タイプに分かれ、手持ちのシャワーヘッドの形によって使えるものが変わります。

タイプ保持の仕組み向いている人
差し込み式受け穴にヘッドの首を通し、ヘッドの膨らみで引っ掛ける標準的な棒状の首を持つヘッドを使っていて、角度を固定したい人
挟み込み式樹脂やシリコンの爪でヘッドの胴を挟む首が太い節水ヘッドや、後付けの変わった形状を使っている人
フック兼用ヘッドを引っ掛けるだけで、角度は自由に垂れる浴びる向きを固定せず、ホースの置き場として使いたい人

磁石はフェライトかネオジムで、浴室では被覆の有無が寿命を分ける

フェライト磁石は磁力が穏やかで錆びにくく、同じ力を出すには体積が要ります。

ネオジム磁石は小さくても強い一方、めっきや樹脂の被覆が欠けると錆びます。

浴室は毎日濡れる場所なので、ネオジムを使う製品ではゴムやシリコンで全体を覆った作りかどうかを確認してください。

被覆のあるタイプは壁との摩擦も増えるため、滑り落ちにくさの面でも有利になります。

選ぶ順序は、壁の材質、ヘッドの首の太さ、荷重の向き

この3つを上から確かめれば、候補はほぼ1つに絞れます。逆にどれか1つでも飛ばすと、届いてから使えないと分かる買い方になります。

まず壁に小さな磁石を当てる

冷蔵庫に貼ってあるマグネットクリップのような小さいもので構いません。

シャワーを掛けたい高さに当てて、手を離しても落ちなければ鋼板です。

弱く付くだけで滑り落ちる場合は、鋼板の上の化粧層が厚いか、下地の鉄板が薄い可能性があります。

この場合は吸着力に余裕のある製品を選ぶか、別の固定方法に切り替えてください。

壁の一部だけ付かないこともあるので、使いたい高さで確かめることが大切です。

次にシャワーヘッドの首をメジャーで測る

差し込み式は受け穴の内径と首の太さが合わないと入りません。

国内向けのシャワーヘッドは首の太さがおおむね揃っていますが、節水タイプや海外製、後付けの浄水ヘッドは太いことがあります。

手持ちのヘッドの首まわりを測って、製品の対応径として書かれている数値と照らし合わせてください。

合わない見込みなら挟み込み式に切り替えます。

最後に、ホースがどこへ垂れるかを見る

ホースが真下に落ちる位置なら回転する力は小さく済みますが、ホースが横に引かれる位置だと本体をねじる力が働きます。

壁付けの水栓からホースが伸びている場合、水栓の真上あたりに貼るとねじれが最小になります。

同じ壁にラックも増やすなら、水はねと荷重の集中を避けた配置になるよう、浴室のマグネット棚の水切れと耐荷重で解説している考え方と合わせて位置を決めてください。

シャワーホルダーの吸着力表記がずれるのは、試験する面が違うから

吸着力の測定には、厚さ数ミリの平滑な鋼板を使うのが一般的です。

ところがメーカーによって使う鋼板の厚みや表面の状態が異なり、塗装のない鉄板で測った値と、塗装した板で測った値では同じ製品でも数字が変わります。

試験条件を明記していない製品どうしを数値だけで比べても、実際の順位とは一致しません。

そのため、比較の材料は数値だけにしないでください。

磁石の面積が広いほど、そして接触面が平らでゴムなどの摩擦材で覆われているほど、表示値に対して実際の保持力が落ちにくくなります。

数値が近い2つで迷ったら、壁に当たる面が大きいほうを選ぶのが無難です。

取り付け前の脱脂や貼る位置の選び方は、強力マグネットフックの落ちない貼り方で解説している手順がそのまま使えます。

合わないものを付けると、湯を出した瞬間に落ちる

吸着力が足りない場合、掛けた直後は保っていても、湯が流れてホース内の水量が増えた時点でずり落ちます。

落下でヘッドを割ると交換費用のほうが高くつきますし、浴槽のふちに当たれば傷にもなります。

壁側の被害としては、砂やカルシウム汚れを噛んだまま滑らせて化粧層に擦り傷を残す例、被覆の切れたネオジム磁石が錆びて壁に赤茶色のあとを付ける例があります。

付けたまま放置せず、ときどき外して壁と磁石の間を拭いてください。

マグネットの適合表示はパッケージのどこに書いてあるか

パッケージなら裏面か側面の仕様欄に、吸着力または耐荷重、本体の材質、対応する壁の条件がまとまっています。

確認すべきは、磁石が付く壁面に限るという但し書きと、対応するシャワーヘッドの径です。

通販の商品ページでは、写真の下の仕様表よりも、注意事項として小さく書かれた部分に条件が入っていることが多いので、そちらまで読んでください。

材質欄では、本体がABS樹脂かステンレスか、磁石が露出しているか被覆されているかを見ます。

ステンレス製の本体は見た目に強そうですが、ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあり、本体材質の記載は磁力とは無関係です。

判断の材料になるのは、あくまで磁石の種類と吸着力の表記のほうです。

よくある質問

ユニットバスなら、どの壁にも付きますか

付くとは限りません。

壁パネルが鋼板を化粧したものであれば付きますが、樹脂やFRPで成形されたパネル、タイル張りの壁には吸い付きません。

同じ浴室でも、面によって下地が違うことがあります。

使いたい高さに小さな磁石を当てて、手を離しても落ちないかどうかで判断してください。

吸着力は強いほど良いのでしょうか

強いほどずれにくくはなりますが、その分だけ剥がすときに壁の化粧層へ負担がかかります。

滑らせて外すと擦り傷になりやすいので、端から起こすように外してください。

シャワーヘッドとホースを支えるだけであれば、必要以上に強い製品を選ぶ理由はありません。

浴室で使うと磁石は錆びますか

ネオジム磁石は被覆が欠けると錆びます。

全体をゴムやシリコンで覆った製品を選び、壁との間に水が溜まったままにならないよう、掃除のときに一度外して拭き取ってください。

フェライト磁石は錆びにくいものの、同じ力を出すには体積が必要になるため、本体が厚くなります。

まとめ

マグネット式シャワーホルダーで最初に決まるのは、壁が鋼板かどうかという1点です。

ここが通れば、あとはシャワーヘッドの首の太さで差し込み式か挟み込み式かを選び、吸着力の数値は同じ単位に揃えたうえで、磁石の面積と被覆の有無まで見て判断します。

表示された吸着力は垂直に引き剥がす向きの値なので、下向きに掛ける実際の使い方では、数字どおりの重さを支えられません。

ぜひ本記事の3タイプの比較表と、壁の材質・首の太さ・ホースの向きという3段階の確認手順を参考に、自宅の浴室で実際に保つものを選んでください。

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