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マグネットのペン立て|デスク周りの取り付け方と選び方

マグネットのペン立て|デスク周りの取り付け方と選び方

スチールのパーテーションに貼ったマグネットペン立てが、ペンを5〜6本まとめて差したところから少しずつずり下がることがあります。

表示された耐荷重を超えていないのに落ちるのは、その数値が平滑な鉄板に磁石を密着させ、面と垂直の向きに引き剥がして測った試験値だからです。

壁面にぶら下げる使い方では、力の向きが試験条件とまるで違います。

しかもペン立ては、中身が前へ張り出すぶん上端が浮きやすい形です。

同じ磁石を使っていても、浅くて背の低いケースと深くて大きいカゴでは支え方が変わります。

本記事では、荷重の向きの見方・背面の作りによる3タイプの違い・貼る面が磁石に反応するかの確かめ方を解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

マグネットペン立ては耐荷重の数字ではなく、すべる向きの力で選ぶ

吸着力と耐荷重は別の数値です。

吸着力は磁石を面から引き剥がすのに要る力で、耐荷重はその製品に掛けられる重さの目安を指します。

どちらも基準になるのは、塗装のない平滑な鋼板に全面を密着させた状態です。

マグネットペン立てを机の側面やパーテーションに貼ると、中身の重さは磁石を面に沿って下へすべらせる向きに働きます。

ここで支えているのは磁力そのものではなく、磁力で押し付けられた面の摩擦です。

表示を下回る重さでもずり落ちるのは、この違いが理由です。

さらにペン立てには不利がもう一段あります。

ペンを差すと重心が壁から前へ離れ、ケースの上端を面から引き剥がす向きの力が生まれます。

奥行きがあるカゴ型ほどこの力が大きく、下端が支点になって上が浮き、そこから一気に落ちるという流れになります。

数値を上限として使わず、余裕を見て選んでください。

貼り方の工夫でどこまで粘れるかは、強力マグネットフックの選び方で解説しています。

マグネットペン立ては背面の作りで3タイプに分かれる

売り場では見た目が似ていても、背面をひっくり返すと構造が3タイプに分かれます。どれを選ぶかで、貼れる面と入れられる中身が変わります。

背面全体がマグネットシートのケース型

薄いマグネットシートを背面に貼り合わせた作りで、フェライト系の磁石粉を樹脂に混ぜたシートが使われます。

1点あたりの力は穏やかですが、面全体で受けるぶん保持力が分散します。

シートがしなやかなので、わずかに反った面や細かな凹凸にも追従しやすいという利点があります。

反面、シートは経年や熱でカーブが出ることがあり、端から浮き始めると一気に落ちます。

入れるのは軽い筆記具までにとどめてください。

ネオジム磁石を埋め込んだケース型

小さなネオジム磁石を数か所に埋めたタイプは、同じ体積でフェライトより強い力が出ます。

中身が多めでも支えられる一方、当たっているのは磁石の点だけなので、塗装が厚い面や梨地の面では隙間ができて実力が落ちます。

強い磁石ほど貼るときの衝撃も大きく、勢いよく当てると塗装に打ち跡が残ることがあります。

被覆が欠けると錆びるため、水がかかる場所では防錆処理の有無を仕様で確かめておくと安心でしょう。

ワイヤー・メッシュのバスケット型

底も側面もワイヤーで組まれたカゴ型は、水が抜けるので洗面台やキッチンに向きます。

中身が見えるため、ペンだけでなくブラシや小さな道具をまとめる使い方もできます。

ただし磁石があるのは背面の一部で、カゴ本体は前へ突き出す形です。

上端を引き剥がす力が3タイプの中でいちばん大きくなるので、重い物を放り込む使い方には向きません。

目の粗いものは細い芯やクリップが落ちる点にも注意してください。

どのタイプが合うかは、入れる中身と貼る面で決まる

タイプ背面の作り向いている人向かない人
マグネットシート型背面全体が薄いシートで、面で密着するペン数本だけを机の脇に置きたい人。塗装に凹凸のある扉やロッカーに貼る人ハサミやカッターまで入れたい人。高い位置に貼りたい人
ネオジム内蔵型小さな強力磁石を数点配置し、点で当たる中身が多い人。平滑な鋼板のパーテーションやスチール棚に貼る人梨地塗装や厚塗装の面に貼る人。跡をまったく残したくない人
ワイヤーバスケット型背面に磁石部があり、カゴが前へ張り出す洗面やキッチンで水気を切りたい人。中身を見て取りたい人細い小物を入れる人。深さと安定を優先したい人

入れる物が文房具だけで収まらず、リモコンや工具まで一緒にしたいのであれば、ペン立てではなく箱型の収納を壁面に付けたほうが安定します。

サイズ展開ごとの向き不向きはマグネットのボックス収納で解説しています。

小型の樹脂ケースは100円ショップで買える範囲にもありますが、耐荷重の考え方は価格帯で変わりません。

安価な製品との差がどこに出るかはマグネットフックは100均で十分?で解説しています。

貼る面が磁石に反応するか、小さな磁石を当てて確かめる

数か所に当てて、付き方の差を見る

冷蔵庫用の小さなマグネットを1つ用意して、貼りたい場所とその上下左右に当ててみてください。確かめる点は次の3つです。

  • そもそも磁石が付くか(アルミ・樹脂・ガラス・木には付きません)
  • 付いた磁石を指で横に押したとき、すっとすべらないか
  • 場所によって付き方の強さが違わないか

ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあり、見た目では判別できません。

当ててみるのが確実です。

薄い鋼板のパネルは、裏に桟がある位置だけ強く付くこともあります。

指で押してすべる面は塗装が厚いか表面がつるつるで、摩擦が足りない状態です。

マグネットペン立てを貼るなら、押しても動きにくい場所を選んでください。

取り付け位置は、ペンの長さと引き出しの動きから決める

高さは、座った姿勢で手が届き、なおかつペンの上端をつまめる余裕が残る位置にします。

机の縁ぎりぎりに貼ると、引き出しを開けたときや椅子を引いたときにぶつかります。

パーテーションの裏側を別の人が使っているなら、裏に貼られたマグネット製品と引き合って両方が動くこともあるので、貼る前に裏面も見ておきましょう。

落下したときの被害を小さくするため、位置は低めにするほうが無難です。

マグネットペン立ての選び方で起きやすい失敗

大きさで選んで、上端が浮く

収納量を優先して奥行きのある製品を選ぶと、中身の重心が壁から離れ、上端を引き剥がす力が増します。

同じ現象は棚に付けるマグネット式の仕切りでも起きていて、前へ張り出す形ほど不利になります。

倒れや浮きを避ける考え方はマグネットのブックスタンドは倒れない?で解説しています。

奥行きより、背面の接触面積が広いものを優先してください。

冷蔵庫のドアや側面を当てにする

キッチンでメモ用のペンを置く場所として冷蔵庫を考える場合、扉の種類を先に確かめてください。

ガラスドアには通常のマグネットが付かず、専用のマグネットセットが必要です。

側面や背面の扱いはメーカーによって案内が違い、日立は側面や背面にも付けられるとしつつ、付けすぎると放熱を妨げると説明しています。

パナソニックは側面には何も貼らないよう案内しています。

お使いの機種の取扱説明書に従うのが確実です。

粘着併用タイプで跡を作る

磁石だけでは足りない分を両面テープで補う製品もあります。

この場合、耐荷重を決めているのは磁石ではなく粘着側です。

貼る面が非磁性でも使える利点はありますが、剥がすときに塗装や化粧板を持っていく可能性があります。

賃貸の設備や事務机に貼るなら、磁力だけで足りる軽い構成にしておくほうが後始末は楽です。

水まわりに貼ったマグネットペン立ては、月に一度外して拭く

保持力が落ちる原因でいちばん多いのは、磁石と面のあいだに挟まった埃です。

わずかな厚みでも隙間になり、密着していたときの力は出ません。

取り外して背面と貼る面の両方を乾いた布で拭くだけで、元の付き方に戻ることがあります。

キッチンなら油膜も同じように効率を下げるので、拭き掃除のついでに外しておきましょう。

洗面所や浴室の近くでは、水気を残さないことが寿命を左右します。

ネオジム磁石は被覆が欠けたところから錆びが進み、錆が膨らむと接触面が浮いてしまいます。

ペン立ての内側にたまった水や、ペン先から出たインクも早めに拭き取ってください。

鉄粉や砂が挟まった状態でずらすと、貼る面に細い擦り傷が付きます。

外すときは真上に引かず、端から少しずつ起こすようにすると跡が残りにくくなります。

水まわりでの固定方法の選び分けはマグネット収納はキッチンで何が使える?で解説しています。

よくある質問

ホワイトボードにマグネットペン立ては貼れますか

スチール製のホワイトボードなら貼れます。

ただし表面がガラスや樹脂のボードには磁石が付きません。

掲示用の薄い樹脂ボードも同様です。

小さな磁石を当てて、付くかどうか、押してすべらないかを確かめてから選んでください。

付けたはずが落ちてくるときは、何を変えればいいですか

まず中身を減らし、背面と貼る面の埃を拭いてください。

それでもずり下がるなら、点で当たるネオジム内蔵型から、面で密着するシート型へ替えると摩擦が稼げる場合があります。

位置を低くして落下距離を短くしておくことも、実用上は有効な手当てです。

貼った跡は残りませんか

磁石が強いほど、貼るときの衝撃で打ち跡が付いたり、ずらしたときに擦り跡が残ったりする可能性があります。

塗装の状態にもよるため、絶対に残らないとは言えません。

設備や借りている机に貼る場合は、目立たない場所で試してから本来の位置に付けるのが安全です。

デスクに置いた社員証やキャッシュカードに影響はありますか

磁気ストライプのカードについては、カード発行会社や磁石メーカーが磁石を近づけないよう案内しています。

ペン立ての磁石に直接触れる場所へカードを置かないでください。

植込み型の医療機器を使っている方は、日本不整脈心電学会が15cm程度以上離すよう案内しているため、机まわりの配置に注意が必要です。

ペンを磁力で直接留めるタイプとの違いは何ですか

ケースに差し込むタイプは中身の材質を問いませんが、ペン軸を磁力で留める構造のものは、軸に鉄が使われているペンでないと保持できません。手持ちのペンが樹脂軸やアルミ軸なら、ケース型を選ぶほうが確実です。

まとめ

マグネットペン立てを選ぶときにいちばん効くのは、耐荷重の数字ではなく荷重の向きです。

壁面に貼れば重さはすべる向きに働き、中身が前へ出るほど上端が浮きます。

奥行きのある製品より、背面の接触面積が広く浅いものを選ぶほうが安定します。

貼る面については、小さな磁石を当てて「付くか」と「押してすべらないか」の2点を確かめれば、買う前に判断できます。ぜひ本記事のタイプ別の比較表と磁石を当てて確かめる手順を参考に、机の面と入れる中身に合ったものを選んでください。

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