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マグネットボタンは100均で後付け|縫わない手順を解説

マグネットボタンは100均で後付け|縫わない手順を解説

100円ショップの手芸コーナーで「マグネットボタン」を探すと、袋には「マグネットホック」と印刷されていることがあります。同じ金具で、凸側と凹側の2個1組に座金(ざがね)が2枚付いた4点セットが基本の構成です。

後付けでいちばん多い失敗は、穴を開ける位置を目分量で決めてしまうことです。

座金の穴を生地に当てて印を付けるだけで、ずれはほとんど出ません。

爪足(つまあし)を折る向きも、内側と外側で生地への当たりが変わります。

本記事では、差し込みタイプの取り付け手順・向きを間違えたときに起きること・帆布と薄手生地での手順の違い・洗濯前の緩み点検まで解説します。

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

100均のマグネットボタンは「マグネットホック」の名前で並ぶ

手芸コーナーの金具類は、スナップボタンやハトメと同じ棚にまとまっていることが多く、マグネットボタンもその一角に置かれます。

取扱いは店舗と時期で入れ替わるので、行けば必ずあるとは限りません。

同じ100円ショップでもチェーンごとに手芸の品揃えの厚みが違うため、ダイソーのマグネットの売り場セリアの公式取扱品で扱っている棚の見当を付けてから出かけると空振りが減ります。

差し込みタイプ(爪足式)

本体の裏から2本の爪足が出ていて、生地に開けた穴に通し、座金をかぶせて爪を折り曲げて固定します。

縫わずに済み、力もそれなりに受けられるので、後付けの主役はこのタイプです。

ただし生地に穴を開ける前提なので、やり直しが利きません。

縫い付けタイプ

円盤の縁に糸を通す穴が並んでいて、スナップボタンと同じように手縫いで留めます。

穴を開けないため薄手の生地や、失敗したくない既製品に向きます。

糸だけで支える構造なので、開閉の多いフタでは糸が先に切れることがあります。

貼り付けタイプ

裏に両面テープが付いていて、そのまま押し当てるだけで済みます。

手軽ですが、耐荷重を決めているのは磁石ではなく粘着面です。

布地は繊維の毛羽で粘着が効きにくく、剥がれやすい組み合わせになります。

ポーチの仮留めなど、軽い用途に限って考えてください。

マグネットボタンの後付け手順は、位置決めから爪折りまで4段階

差し込みタイプの流れを順に書きます。どの段階も、飛ばすと後戻りできない作業が含まれます。

上下の向きを仮合わせで確かめる

凸側と凹側を手で合わせ、くっつく向きを先に確認します。

マグネットホックは凸凹がはまる構造なので、多くは向きが決まっていますが、平らな円盤どうしの製品では同じ極を向かい合わせると反発します。

この段階で、どちらを本体側に、どちらをフタ側に付けるかも決めておきます。

フタを閉じた状態で位置を写す

本体側に先にボタンの中心を決め、フタを実際にかぶせてから、その位置にチャコペンで印を付けます。

フタ側だけを平らに広げて測ると、閉じたときに生地が回り込むぶんだけ位置がずれます。

バッグのように厚みがあるものほど、この差が大きくなります。

座金を定規代わりにして穴を開ける

印の上に座金を置き、座金の2つの穴を通して生地に点を打ちます。

この一手で、穴の間隔が金具の実寸とぴったり合います。

穴は目打ち(めうち)で繊維を押し広げる程度に開けてください。

ハサミやリッパーで切ると、切り口から裂けが進みます。

爪足を折る向きを決める

爪足を穴に通し、座金をかぶせてから、ペンチで爪を寝かせます。

外側に開くと座金の縁までしっかり噛みますが、爪先が生地の表に近づくため、薄い生地では跡が出ます。

内側に折ると爪先が座金の中に収まり、当たりが穏やかになります。

どちらでも、爪が浮いたまま終わらせないでください。

指で押して動くなら締めが足りません。

向きを間違えたまま付けると、閉じないうえに穴だけが残る

やり方を守る理由は、失敗の代償が「もう一度やり直す」で済まないことにあります。

爪足を折ってしまうと、外したあとに2つの穴が残ります。

同じ位置に付け直せば穴は隠れますが、位置ごとずらす必要が出た場合は、表から見える場所に穴が残ったままになります。

反発して閉まらない状態も、磁石の相性ではなく向きの取り違えで起きます。仮合わせを省いた結果、フタを閉じるたびに逃げるようになり、結局は両方を外して付け替える作業になります。

補強を入れないまま薄手の生地に付けた場合は、開閉の力が2つの穴に集中し、穴と穴の間の繊維が切れて金具ごと抜けます。

抜けた跡は縦に裂けるので、当て布を縫うだけでは元に戻りません。

マグネットホックは強力磁石を使った製品ほど剥がすときの力が大きくなるので、磁力の強さと生地の強さは釣り合わせて考えてください。

100円ショップで買える磁石がどのくらいの力なのかは、100均の強力マグネットと市販ネオジムの比較で解説しています。

よくある失敗と直し方

フタが斜めに閉まる

左右の位置が数ミリずれると、閉じたときにフタが片側へ引かれます。

片側だけ外して付け直すよりも、ずれの小さいうちなら、フタ側の金具を残して本体側を移動させたほうが穴が目立ちません。

移動先は、元の穴が座金の下に隠れる範囲に取ります。

爪が緩んで抜けそう

爪足を折った角度が浅いと、開閉のたびに少しずつ起きてきます。

座金を押さえたままペンチで爪先をもう一度寝かせれば締め直せますが、金属疲労で折れることがあるので、起こして曲げ直す回数は最小限にしてください。

何度も緩むなら、座金の下に厚紙かフェルトを1枚入れて厚みを稼ぐと止まります。

穴が広がってぐらつく

目打ちを深く差しすぎたときに起きます。

裏から接着芯(せっちゃくしん)をアイロンで貼り、穴のまわりの繊維を固めてから付け直してください。

接着芯がなければ、薄手の当て布を四角く縫い付けるだけでも効果があります。

後付けに必要な道具と、100均で代用できるもの

必須なのは、印を付けるものと穴を開けるもの、爪を折るものの3点です。

チャコペンは石けんの角や、色の薄い生地なら鉛筆でも代わりになります。

目打ちは千枚通しや、太めの縫い針でも通ります。

爪を折る工具だけは代用が難しく、指では締めきれません。

ラジオペンチが手に入りやすい選択で、平ペンチなら座金を押さえながら押し込めます。

マイナスドライバーの先で押し倒す方法もありますが、力が一点にかかって座金が変形しやすいので、仕上げにペンチで整えてください。

あると安心なのは接着芯と当て布です。厚手の帆布なら省けますが、シーチングやナイロンのように薄い生地では、これがあるかないかで金具の寿命が変わります。

生地でマグネットボタンの付け方が変わる

同じ手順で扱えるのは、厚みと目の詰まり方が近い生地までです。生地が変わると、補強の要否と穴の開け方が変わります。

帆布・厚手コットン

そのまま目打ちで穴を開けて差し込めます。

繊維が太いので穴が広がりにくく、補強なしでも保持できます。

ただし厚みがあるぶん爪足の余りが短くなるため、生地を2枚重ねた縫い代の上には付けないでください。

薄手の生地・ニット

裏に接着芯を貼ってから穴を開けます。

ニットは目が動くので、伸びない接着芯を選ぶと穴の位置が保てます。

開閉の力に負けやすい組み合わせなので、そもそも縫い付けタイプを選ぶ判断もあります。

革・合皮

穴は目打ちではなく、細いポンチか革用の穴あけで抜きます。

革は裂けないかわりに、押し広げただけの穴は元に戻ろうとして爪足を締め付け、通しにくくなります。

合皮は表面の樹脂層が割れやすいので、爪は内側に折ってください。

ビニール・PP素材

透明ポーチやポリプロピレンのシートは、穴のまわりから割れが走ります。

穴を開ける前に裏へ布用の補強テープを貼り、穴の縁を守ってください。

割れが心配なら、貼り付けタイプか、金具を使わないマグネットクリップで挟む方法に切り替えたほうが確実です。

緩みの点検は、洗濯の前に指で押して確かめる

点検の間隔を日数で決める意味はあまりなく、洗濯や大きな荷物を入れた後に触るのが現実的です。

座金を指で押して、カタカタ動かなければ問題ありません。

動くようになったら、その日のうちに爪を締め直してください。

緩んだまま使うと穴が広がり、直せる範囲を超えます。

洗濯するときは、磁力でファスナーやホックを引き寄せて生地を傷めることがあるので、洗濯ネットに入れて他の衣類と分けてください。

金具は鉄にメッキをかけたものが多く、メッキが薄い製品では水気が残ると錆が出ます。

洗ったあとは布で水分を拭き取り、風の通る場所で乾かします。

錆が浮いた金具は交換するほうが早く、交換の目安の考え方は100均マグネットの耐荷重と買い替えの目安で解説しています。

取り付け作業で余った部品の置き場所にも気を配ってください。

消費者庁は2022年3月に、強力な磁石の誤飲事故について注意喚起を出しています。

袋には磁石の種類が書かれていないことも多いので、余りは子どもやペットの手の届かない場所にまとめて保管してください。

よくある質問

100均にマグネットボタンは必ず置いていますか

置いていない店舗もあります。

手芸コーナーの規模が小さい店では金具の種類が絞られ、スナップボタンだけという並びになることがあります。

取扱いは時期でも入れ替わるので、確実に欲しい場合は手芸専門店や通販で、サイズと形状を確かめて買うほうが早いです。

既製品のバッグにも後付けできますか

裏地が縫い付けられているバッグでは、爪足を通す面に手が届かないことがあります。

裏地の一部をほどいて座金を入れ、縫い戻す作業が必要です。

ほどきたくない場合は、フタと本体の内側にそれぞれ貼り付けタイプを使うか、口を挟むマグネットクリップで代用してください。

スマホや磁気カードに影響しませんか

マグネットボタンも磁石なので、磁気ストライプのカードや、磁気に弱い記録メディアを同じポケットに入れる使い方は避けてください。

植込み型の医療機器については、日本不整脈心電学会が15cm程度以上離して使うよう案内しています。

バッグを体の前で抱える使い方をしている場合は、この距離を目安にしてください。

手縫いタイプは強度が足りませんか

糸が支える構造なので、重いフタを繰り返し開閉する使い方では差し込みタイプに劣ります。

糸を4〜5回往復させ、各穴を均等に留めると持ちが良くなります。

穴を開けたくない生地では、強度より補修のしやすさを取る選択になります。

凸と凹は、どちらをフタ側に付けますか

薄い凹側をフタに付けると、閉じたときの膨らみが小さく仕上がります。

ただし凸側の突起が本体の内側を向くため、中身に当たって傷が付くことがあります。

中に入れるものが硬い場合は、逆にしてください。

まとめ

マグネットボタンの後付けは、フタを閉じた状態で位置を写し、座金を型紙代わりにして穴を開け、爪足を確実に寝かせるところまでできれば、ほぼ失敗しません。

逆に、仮合わせと補強を省くと、閉まらない金具と塞げない穴が残ります。

生地が薄い、革である、ビニールである場合は、穴を開ける方式そのものを見直す判断も含めて考えてください。

ぜひ本記事の4段階の手順と生地別の分岐を参考に、手持ちの生地の厚みを確かめてから取り付けにかかってください。

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