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有孔ボードにマグネットは付く?併用できる収納パーツ

有孔ボードにマグネットは付く?併用できる収納パーツ

壁に取り付けた有孔ボードに磁石を近づけても、すべり落ちます。ホームセンターで穴径5mm・ピッチ25mmといった表記で売られている有孔ボードは、MDF(中密度繊維板)やハードボードなどの木質繊維板が主流で、鉄が入っていないためです。

そのため「有孔ボードマグネット」という言葉は、ひとつの商品を指していません。

穴に差し込む金具の先が磁石になったフック、板の表面に貼って磁石を使えるようにする鋼板、最初から穴が開いているスチール板という、性質の違う3タイプが同じ検索結果に並びます。

どれを選ぶかは、手元の板の材質と穴の規格で決まります。

本記事では、穴径5mm・8mmとピッチ25mm・30mmの読み方、木質ボードを磁石対応にする手順、吸着力(N)と耐荷重(kg)の違いを解説します。

「有孔ボード」はどれを選ぶ?

マグネット党編集部

マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

有孔ボードにマグネットは付きません|材質はMDFやハードボードが主流

有孔ボードは、パンチングボードやペグボードとも呼ばれる穴あきの板で、流通しているものの多くはMDFかハードボードです。

どちらも木の繊維を圧縮した板なので、磁石を近づけても反応しません。

塗装の色や表面のツヤでは判別できず、白い塗装のボードを「スチール製かもしれない」と考えて磁石を持っていっても、付かないという結果になります。

同じ穴あきの板でも、スチール製やアルミ製のパンチングパネルは別の商品として売られています。

アルミは非磁性なので、金属だから付くとも言えません。

売り場で判断するなら、材質欄に「MDF」「ハードボード」「シナ合板」と書かれていれば磁石は使えず、「スチール」「鋼板」と書かれていれば使えると考えて差し支えありません。

手元のボードを確かめる方法

すでに設置済みのボードなら、小さなマグネットを表面に当ててみるのが確実です。

磁石が自重で落ちるなら鉄は入っていません。

なお、ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあるため、ステンレス製のパンチングパネルを使う場合も、購入前に同じ方法で確かめてください。

「有孔ボードマグネット」が指す3つのタイプ

検索結果に混在する3タイプは、磁石が働く場所が違います。フックの先に磁石があるのか、板そのものが鉄なのか、あとから鉄を足すのかという違いです。

タイプ磁石が働く仕組み向いている人
先端がマグネットのフック・ホルダー穴に金具を差して固定し、露出した磁石でドライバーや工具を保持する木質の有孔ボードをすでに持っていて、工具を磁着(じちゃく)させたい人
表面に貼る鋼板・マグネット受けシート板の上に鉄の層を作り、市販のマグネットを自由な位置に付ける穴の位置に縛られず、レイアウトを頻繁に変えたい人
穴あきのスチールパネル板自体が鉄なので、フックも磁石も併用できるこれから買う人。重い物を掛ける予定がある人

木質ボードにマグネット式の工具ホルダーを付けたい場合、選ぶのは1番目です。

この製品では耐荷重を決めているのが磁石ではなく、穴に差し込んだ金具側になります。

掛けた工具が落ちるときは、磁力が足りないのではなく金具が穴の中で遊んでいることが多く、対策は板厚に合った金具へ替えることです。

穴径とピッチの表記が、有孔ボード選びで最初に合わせる数字

有孔ボードには公的な統一規格がなく、穴径とピッチ(穴の中心から隣の穴の中心までの距離)の組み合わせが数種類流通しています。フックや金具は、この2つが一致しないと差し込めません。

表記意味該当する人
5φ/穴径5mm細い穴。細軸のフックや専用金具が対応小物・軽い物を掛ける人
8φ/穴径8mm太い穴。太軸のフックや棚受けが入る工具や板を支えたい人
P25/25mmピッチ穴の間隔が25mm。もっとも流通量が多い市販フックの選択肢を広く取りたい人
P30/30mmピッチ穴の間隔が30mm。2点固定の金具は互換しないすでにP30のボードがある人
板厚2.5mm/4mm/5.5mm板の厚み。フック側の「対応板厚」と合わせる全員

穴径が合っていてもピッチが違うと、脚が2本以上ある金具は入りません。

片方だけ穴に入り、もう片方が板の上に乗るという状態になります。

板厚は見落としやすい項目で、5.5mm用の金具を2.5mmの板に差すと奥で止まらず、掛けた物の重みで金具ごと下を向きます。

木質の有孔ボードをマグネット対応にする手順

すでにMDFのボードが壁にある状態で磁石を使いたいなら、板の上に鉄の層を作ります。順序は、貼る範囲を決める、鋼板やマグネット受けシートを選ぶ、穴を残す位置を確保する、の3段階です。

全面に貼らず、範囲を決めてから選ぶ

全面に貼ると穴が塞がり、有孔ボードの利点であるフックの掛け替えができなくなります。

上半分だけを磁石用、下半分をフック用と分けると、両方の使い方が残ります。

範囲が決まれば必要な寸法も決まるので、シート選びが一意になります。

貼るのは磁石ではなく鉄側

ここで選ぶのはマグネットシートではありません。

マグネットシートは磁石そのものなので、別の磁石を近づけると極の向きによって反発し、安定して留まりません。

必要なのは鉄の板、つまりマグネット受けと表記された鋼板やスチールシートです。

薄い鋼板ほどマグネット側のカタログ値を下回るため、重い物を掛ける予定があるなら厚みのあるものを選んでください。

シート側の厚みと吸着力の関係は強力マグネットシートの選び方で解説しています。

なお、磁石を貼る面をあとから増やす発想は、有孔ボードに限った話ではありません。

壁面をまるごとマグネット対応にする方法はマグネットシートのおすすめで解説しています。

板ごと入れ替えるなら、最初から鉄製のマグネットボードのサイズと設置場所を見比べたほうが早いこともあります。

吸着力(N)と耐荷重(kg)は別の数値|メーカー間で表記がずれる理由

マグネット式のフックや工具ホルダーには、吸着力をN(ニュートン)で書く製品と、耐荷重をkgで書く製品があります。

吸着力は磁石を面から引き剥がすのに要る力で、耐荷重は掛けられる重さの目安です。

同じ製品でも意味する向きが違うため、Nの数値が大きいからkgでも強いとは言い切れません。

ずれが生まれる理由は試験条件です。

カタログ値は、平滑な鉄板に密着させて垂直に引き剥がした状態で測るのが一般的で、鉄板の厚みや表面の仕上げはメーカーが決めています。

塗装の厚い面、薄い鋼板、そして下向きにぶら下げてすべる向きの荷重では、いずれも表示を下回ります。

判断の順序としては、まず耐荷重kgの表示があるものを選び、掛ける物の実重量に対して余裕を見て、そのうえで貼る面が塗装済みなら一段下の想定で使う、という当てはめになります。

磁石の種類も併せて見る

同じ大きさでもフェライト磁石とネオジム磁石では出せる力が違い、ネオジムのほうが小型でも強く働きます。

ただしネオジムは被覆が欠けると錆びるため、水気のある場所では防錆処理の記載を確認してください。

マグネットシートの場合は、同じ厚みなら異方性が等方性のおよそ1.5倍の磁力になり、厚みと磁力は比例します。

合わないまま使うと起きることと、確認できる場所

規格が合っていないときの症状は決まっています。

穴径が小さければ金具が入らず、大きければ差してもガタつきます。

ピッチ違いでは棚受けやダブルフックが取り付けられません。

板厚が足りない場合は、差し込んだ金具の先端が板の裏で引っかからず、物を掛けた瞬間に前へ抜け落ちます。

そして材質を確かめないまま磁石だけを買うと、そもそも吸い付きません。

確認する場所は、商品ページの仕様欄です。

ボード側には材質・穴径・ピッチ・板厚が並び、フックや金具側には「対応穴径」「対応板厚」「対応ピッチ」が書かれています。

マグネット式のホルダーなら、吸着力または耐荷重の数値と、あわせて試験時の条件が書かれている場合があります。

通販の写真だけでは穴径とピッチは分からないので、仕様欄に記載がない商品は候補から外すほうが確実です。

小さくて強い磁石を使う製品は、置き場所にも注意してください。

消費者庁は2022年3月に、強力磁石の誤飲事故について注意喚起を出しています。

子どもの手が届く高さのボードには、外れやすい小型マグネットを常設しないでください。

よくある質問

有孔ボードの穴にマグネットを差し込めば固定できますか

穴に磁石を入れても、周囲が木質繊維板なので保持力は生まれません。

摩擦で一時的に留まることはありますが、掛けた物の重さで抜けます。

穴を使うなら磁石ではなく、その穴径と板厚に対応した専用フックを選んでください。

100均のマグネットシートを貼れば磁石が使えるようになりますか

マグネットシートは磁石側なので、その上に別の磁石を付けても極の向きによって反発したり位置がずれたりします。

磁石を留める面を作るなら、鉄製のシートやスチール板が必要です。

100円ショップの品揃えは店舗と時期で入れ替わりますが、選び分けの考え方はマグネットシートは100均で足りるかで解説しています。

メーカーが違う有孔ボードとフックは組み合わせられますか

穴径・ピッチ・板厚の3つが一致していれば組み合わせられます。

よく流通しているのは穴径5mmまたは8mm、ピッチ25mmまたは30mmの組み合わせで、この範囲なら別メーカーのフックが使えることも珍しくありません。

ただし互換を保証している表示がなければ、返品条件を確認してから試してください。

まとめ

「有孔ボード」はどれを選ぶ?

有孔ボードでマグネットを使うかどうかは、板の材質を確かめた時点で決まります。

MDFやハードボードなら磁石は付かないので、穴に差す専用フックを選ぶか、鉄のシートを部分貼りして磁石用の面を作るかの二択です。

板ごと買い替えられるなら、穴あきのスチールパネルにすると両方の使い方が残ります。

金具を買うときに照らし合わせる数字は、穴径・ピッチ・板厚の3つだけです。

マグネット側は吸着力Nと耐荷重kgを区別し、掛ける物の重さに余裕を持たせてください。

ぜひ本記事の規格表と選び分けの手順を参考に、手元のボードの仕様欄を確かめてから注文してください。

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