ホワイトマグネットボード|書ける・貼れるの違いを比較

A4ほどの小型から900×600mmの大型まで、白いマグネットボードは写真で見るかぎりどれも同じ白い板に見えます。ただし磁石が付くのは芯に鋼板が入ったタイプだけで、アルミ複合板や樹脂を白く仕上げたボードには、どんな磁石を近づけても付きません。
マーカーで書けるかどうかも表面材で分かれます。同じ「ホワイトボード」という名前で並んでいても、ホーローと塗装鋼板ではインクの残り方が違ってきます。
本記事では、表面材ごとの違い・タイプ別に向いている人と向かない人・貼る面が磁石に反応するかの確かめ方を解説します。

マグネット党編集部
マグネットの選び方を用途別に解説。100均・収納・スマホ・車・DIY・印刷用まで、耐荷重と貼る面で比較できます。仕様はメーカー公式や公的機関の資料で確認し、時点を明記しています。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
白いマグネットボードは、芯に鋼板が入っているかで使えるかが決まる
白は表面の色でしかなく、磁石が付くかどうかとは関係がありません。
磁石を引き寄せているのは、あくまで内部の鉄の板です。
表面が白く塗られていても、芯がアルミ複合板・塩ビ・MDFといった素材なら磁石はまったく反応しませんし、これは磁力の強い製品に買い替えても解決しないことです。
そのため、見るべきなのは商品名ではなく仕様欄になります。
「スチール」「鋼板」「ホーロー」のいずれかが書かれていれば、芯に鉄があると考えて差し支えありません。
逆に「表面材:PP」「アルミ複合板」「MDF」としか書かれていないボードは、掲示にはピンやテープを使う前提の製品です。
もうひとつ紛らわしいのが、名前に「マグネット」と付いているのに、磁石が付くのは壁側だけという製品です。
裏面がゴム磁石になっていて冷蔵庫の側面などに貼るタイプがこれにあたり、表面には磁石が付かないものが少なくありません。
裏面がマグネット式なのか、表面が磁石を受ける鋼板なのか、この2つは用途がまったく別なので、購入前に写真ではなく文章で確かめてください。
表面材で変わるのは、インクの残り方と磁石の効き方
鋼板が入っていることを確認したら、次はその表面をどう仕上げてあるかを見ます。ここが書き心地と寿命を分けます。
ホーロー(鋼板にガラス質を焼き付けた表面)
鉄の板にガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けた表面です。
表面がガラスなのでインクが染み込みにくく、書いて消すのを毎日繰り返す使い方に向いています。
硬いぶん傷にも強い一方、重量があり、価格帯は塗装鋼板より上になります。
強くぶつけると縁が欠けることがあるので、その点だけは注意してください。
スチール(塗装鋼板・メラミン仕上げ)
鋼板に樹脂の塗膜をのせた表面で、軽く扱いやすいのが利点です。
ただし塗膜には目に見えない細かな凹凸があり、インクが入り込むと消したあとにうっすら跡が残ることがあります。
書くのは週に数回、主な用途は紙の掲示という使い方なら、この違いは気になりにくいでしょう。
ガラス表面のボード
表面が強化ガラスで、その裏に鋼板を重ねてあるタイプです。
磁石が付くのは裏の鋼板の力なので、ガラスの厚みぶんだけ磁力は弱まります。
付属の磁石では薄い紙しか留まらないこともあり、掲示物が多い人には向きません。
壁に貼るシートタイプ
薄い鋼板や鉄粉入りのシートを壁に貼り、そこへ磁石を付ける方式です。
板を掛けるより設置の自由度が高い反面、下地の凹凸をそのまま拾うので、密着していない箇所では保持力が落ちます。
厚みと磁力の関係は強力マグネットシートの選び方で解説していますので、シートで代替できるか迷う場合はそちらが判断材料になります。
タイプ別に見る、向いている人と向かない人
同じ白でも、選ぶべきタイプは使い方でほぼ決まります。書く量と掲示物の重さを基準に見比べてください。
| タイプ | 表面の作り | マーカー | 向いている人・向かない人 |
|---|---|---|---|
| ホーロー | 鋼板にガラス質を焼き付け | 書ける。インクが残りにくい | 毎日書き消しする人、長期間使いたい人に。軽さや設置のしやすさを優先する人には重すぎます |
| スチール(塗装鋼板) | 鋼板に樹脂塗装 | 書けるが跡が残ることがある | 掲示が主で、書くのは時々という人に。板書量が多い人は跡が気になります |
| ガラス表面 | 強化ガラス+裏面の鋼板 | 書ける | 見た目を優先する人に。厚紙や複数枚の掲示をしたい人には磁力が足りません |
| スチールシート | 薄い鋼板・鉄粉入りシート | 製品による | 壁に穴を開けたくない人に。凹凸のある壁面には密着しません |
| 裏面マグネット式の白い板 | ゴム磁石に白い被膜 | 製品による | すでに鉄の面がある人に。表側に磁石を付けたい人には使えません |
掲示物が紙よりも布や立体物に寄るなら、そもそもマグネットが最適とはかぎりません。ピンで刺せる面との使い分けはコルクボードとマグネットの併用で解説しています。
壁掛け・粘着・立てかけ|マグネットボードの取り付け方で絞る
表面材が決まっても、留め方を間違えると使えません。
壁掛けは金具やビスで留める方式で、いちばん確実ですが、石膏ボードの壁では下地のある位置を探す作業が必要になります。
下地を外してビスを打つと、ボードの重さで少しずつ抜けてきます。
粘着テープで貼るタイプは穴を開けずに済むかわりに、耐荷重を決めているのは磁石ではなく粘着側です。
ボード自体の重さに掲示物の重さが加わり、さらに壁紙の表面ごと剥がれることもあるため、ホーローのような重いボードには向きません。
剥がしたあとの跡が気になる場所では、粘着より立てかけを選んだほうが安全でしょう。
立てかけ・置き型は、机上やカウンターで使う小型サイズに多い方式です。
設置の自由度は高いものの、磁石を強く押し付けると本体が動きます。
サイズごとの設置場所の考え方はマグネットボードのおすすめで解説しています。
ホワイトのボード選びでつまずきやすいところ
耐荷重の数字どおりに掛からない
マグネットの表示には吸着力と耐荷重の2つがあり、吸着力は面に対してまっすぐ引き剥がすのに要る力、耐荷重は掛けられる重さを指します。
ボードにフックを付けて物を吊るす使い方は、磁石がすべる向きの力を受けるため、表示された数字より軽い重量でもずり落ちます。
塗装が厚い表面ではさらに下回ると考えてください。
付属の磁石が弱く、厚紙が留まらない
ボードに同梱される磁石はフェライト製のことが多く、磁力は穏やかです。
写真やクリアファイルを重ねて留めたいなら、ネオジム磁石の小型タイプを別に用意したほうが確実になります。
ただしネオジムは小さくても強く、消費者庁は2022年3月に誤飲事故の注意喚起を出しているので、小さな子どもの手が届く高さには置かないでください。
白い面の反射で文字が読みにくい
光沢のある白は、照明や窓の光をそのまま返します。
正面に窓がある部屋や、天井の照明が真上にある位置では、書いた文字が読みづらくなることがあります。
設置場所が決まっているなら、艶を抑えたマット仕上げを選ぶという判断もあります。
貼る面が磁石に反応するかを確かめる手順と、位置の測り方
ボードを壁に掛けるのではなく、既存の鉄の面にボードやシートを貼りたい場合は、先に面の材質を確かめます。
手順は単純で、小さな磁石を面に当てるだけです。
1か所ではなく、中央と四隅、それに継ぎ目の近くを含めて数か所で試してください。
扉の中央だけ鋼板が薄い、周囲だけ樹脂の縁があるといった作りは珍しくないからです。
ステンレスは種類によって磁石が付くものと付かないものがあり、見た目では判別できません。
「ステンレスだから付かない」と決めつけず、必ず磁石を当てて確かめるのが確実です。
付いたとしても、指でずらしてみて簡単にすべるようなら塗装が厚く、実際の保持力はカタログ値を下回ります。
位置は、掲示物を貼った状態の大きさで測ります。
ボードの外寸だけで決めると、上に貼った紙が照明器具に当たったり、下端の紙が机の天板と干渉したりします。
目線の高さに書き込みたい行が来るかどうかも、設置前に紙を壁に仮止めして確かめておくと失敗しません。
油煙や水気のかかる場所に付けるなら、マグネットボードをキッチンで使う場合の注意点で解説している設置位置の考え方もあわせて参考になります。
白いマグネットボードを白いまま使うための手入れ
マーカーの跡が薄く残るのは、塗膜の細かな凹凸にインクが入り込むためです。
まず乾いた布で消し、それでも残るときは固く絞った布で水拭きします。
研磨剤入りのクリーナーやシンナーは塗膜そのものを削るので使わないでください。
アルコールを使う場合は、メーカーが可としているかを取扱説明書で確認してから試すのが安全です。
もうひとつ避けたいのが水気の放置になります。
鋼板の切り口やビス穴の周囲は塗装が薄く、そこに水分が残ると錆が出ます。
浴室や洗面まわりで使うなら、使用後に水滴を拭き取る習慣を付けておきましょう。
同じ位置に磁石を長期間貼りっぱなしにすると、周囲との日焼け差で跡が見えることもあるため、ときどき配置を変えると目立ちにくくなります。
よくある質問
白いマグネットボードなら、どれでもマーカーで書けますか
書けません。
筆記に対応しているのはホーローや専用の塗装を施した表面で、掲示専用として作られた鋼板ボードにマーカーを使うとインクが落ちなくなることがあります。
仕様欄に「ホワイトボード」「筆記可」の記載があるかを確認してから書いてください。
100円ショップの白いボードでも足りますか
A4程度のサイズで、軽い紙を1〜2枚留めるだけなら足りる場合があります。
ただし品揃えは店舗と時期で入れ替わり、鋼板入りかどうかも製品によって違います。
同じ売り場にあるシート類との違いはマグネットシートは100均で足りるかで解説しています。
冷蔵庫のドアに貼って使えますか
ドアが磁石に反応する鋼板なら貼れますが、ガラスドアの機種には専用のマグネットセットが必要です。
側面や背面については、日立は付けすぎると放熱を妨げるとし、パナソニックは側面には何も貼らないよう案内しています。
お使いの機種の取扱説明書を確認してください。
賃貸の壁に穴を開けずに設置できますか
粘着タイプやピン式の金具を使う方法があります。
ただし壁紙の種類によっては剥がすときに表面ごと持っていかれるため、目立たない場所で試してから本設置に進むのが無難です。
重いホーローボードを粘着だけで支えるのは避けてください。
磁石が弱くて紙が落ちます。強い磁石に替えれば解決しますか
ボードの表面が滑らかで、磁石が面で密着しているなら改善します。
反対に、表面に凹凸があったり、磁石の接触面が点や線でしか当たっていなかったりする場合は、磁力を上げても保持力はさほど伸びません。
まず接触面積の広い平らな磁石を試してみてください。
まとめ
白いマグネットボードを選ぶときは、まず仕様欄で芯に鋼板があるかを確かめ、次に表面がホーローか塗装鋼板かを見ます。毎日書き消しするならホーロー、掲示が主なら塗装鋼板というのが基本の分かれ方で、そこに取り付け方法と設置場所の条件を重ねれば候補はかなり絞れます。
掛けた磁石がすべる向きでは表示より弱くなること、付属の磁石は必ずしも十分ではないことも、買う前に織り込んでおくと失敗が減ります。ぜひ本記事のタイプ別比較表と、磁石を数か所に当てる確認手順を参考に、設置場所に合う1枚を選んでください。




